父親たちの星条旗

 タブーに挑戦するのがクリント・イーストウッド監督の売りということで
 硫黄島、擂鉢山に星条旗を立てた兵士たちというのは
 それほどまでに英雄にされてきた その後も米国は次々と英雄を創ってきたのだろう

 日本の場合は日清、日露の英雄は創り出したけれど
 太平洋戦争では完全敗北だったから 生き神は創れなかった
 けれど 死者を英霊として祀ったことだ
 英雄も英霊も、戦争のために 必要に応じて創られた

 さて 以前 大谷派の宗務総長がこのようなことを言ったそうだ
 「靖国の英霊の方々も そろそろ軍服を脱いで 浴衣に着替えられて 故郷に帰られてはどうでしょうか」
 なかなか悪くない 言い回しだと思う