モーガン・スパーロックの30デイズ 第2シリーズ Vol.2

モーガン・スパーロックの30デイズ 第2シリーズ Vol.2 [DVD]

前半は　業務委託によってプログラマーとしての職を奪われた男性が
インドで委託された部署に働く家族と30日同居する
インドというと　私としては仏教　お釈迦さまと仏弟子　ガンジス河
などというイメージが強いのだが
安い労働力を目当てにしたすさまじい資本の進出によって
イメージとはまったく違った国になってしまっていることがこのレポートでよく分かる
舞台となった家族でも　家事に専念していた妻が外へ働きに出るという
女性の職場進出を象徴する出来事が起こる
あるいは経済格差が深刻となり　暴動が起こっている
そうしたインド社会の変化を目の当たりにして　アメリカ人男性は
「インドも大変なんだ　おれも　がんばらなくちゃ」と納得して帰国する　という感じか

後半は　人工中絶に賛成するフェミニストが
中絶に反対する教会が運営する妊婦サポート施設に30日同居する
賛成するといっても　中絶する権利があるということで
いくつもの選択肢の一つであるという考え方　世論も中間派が多い
反対派は　一つの例外を認めれば
すべてを許してしまうことになるという原理主義的な立場に立ち
人工中絶を禁止する法律がいくつかの州で議決されそうな勢い
命をめぐって　日本では　正面切っては行われない議論
とにかく　考えさせられた