FAKIN' POP

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平井賢といえば かつては一人よがりで憧れの人に恋焦がれるような
それが 今は彼女を気づかい 翻弄されることを楽しむような
軽快な まるで 兄か父の目線から相手を見るような曲調になってきたと思う
しかしながら 初めて女性を主人公とした「哀歌」だけが特異
映画のためとはいえ 紛れもなく平井賢が作ったのだが
病 死 闇 落ちる 汚す 蝕む 殺す マイナスイメージの歌詞がならんで
恐ろしくもあり 魅惑的でもあり 陶酔するような愛
このアルバムのブラックホールみたいな存在になっていて おもしろい
まさか 平井賢の女性についてのイメージが こうだということはないだろうが
それにしても 凄まじいものがある
機会があればカラオケで歌ってみよう 今度