ヘルプマン! 8 ケアギバー編 (8)

ヘルプマン!(8) (イブニングKC)

ヘルプマン!(8) (イブニングKC)

老人介護の問題は 決して他人事でなく
いつか する される立場になるわけで
その現場 現状について もっと学ぶべきなのだが
「老」を恐れ 忌み嫌うばかりで 見つめることができていない
それが これだけジャーナリズムとエンターテイメント性に長けた作品が存在することに
大きな社会的な意義があると思う 
型破りなケアマネージャーの活躍を通して
行政政策の身勝手さ 大手企業の不正を取り上げた6巻も素晴らしかったが
この巻ではフィリピン女性の眼を通して
日本人の老いと民族に対する差別意識の強さを明確にしている
我われの心の貧しさを告発するシーンには涙が出た
というか 崩壊 虐待 孤立 閉塞状況に陥った家庭に
ヘルプマンが登場する度に グッとくる
素晴らしい作品に また 出会うことができた