ヘルプマン! 11

ヘルプマン!(11) (イブニングKC)

ヘルプマン!(11) (イブニングKC)

こうして毎日 何軒かの家を訪問する仕事をしていると
認知症の方に接することもある
毎月 お邪魔して何気なく会話を交わし
一緒にお茶をいただいていたおじいちゃん おばあちゃんが
突然 認知症が重くなってきたからと
若い人に引き取られていってしまうという経験も何度かあった
この作品は 認知症になった人が
どのような世界にいるのかを描くという かなり実験的な内容になっている
時間と空間の中をさ迷い 混乱と恐怖の只中にある というわけだ
実際のところは なってみないと分からないが
このようになっていると 推測はできるということ
かなり研究をされて この症状を紹介し説明することに 成功していると思う
作者の 老いと病を見つめようとする姿勢に 敬服する