続 兵隊やくざ
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2007/12/21
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軍隊という 暴力が最低最悪に野放図にされている組織においては
やくざは まだまとも ということだろうが
緋牡丹博徒も並行してみると これも「任侠」を主題とした映画だと理解できはじめる
軍隊は仁義に悖る 人の道にはずれた最低の悪者組織であり
勝新太郎は それを糾す 正義のヒーローなのだ
スパイに仕立てられた中国人の老人 しかも病人
上官たちは縛りつけ新兵に銃剣で突き殺させようとする
勝新太郎はそれを拒否して救い出し
中隊長が強姦に及ぼうとすれば 階級なんぞくそ食らえ 制裁を加える
軍隊にはびこるいじめ リンチ 不正 暴行に真っ向から勝負を挑む
それは人権思想とかなにかのイデオロギーから行われることではなくて
まさに「任侠」「仁義」なのだというのが この映画が作られた時代の希望
当時の民衆はこれに痺れたんだと思う それが現代の私にも 響いてくる