共に生きるいのちとは −私の中で動き出すハンセン病問題ー

 発行 浄土真宗本願寺派 高岡教区寺族青年会 500円

 高岡の20代、30代、若手僧侶たちがハンセン病問題についての取り組みを報告する形で出版された。
 自ら開催したシンポジウム、勉強会、栗生楽泉園研修旅行での講義録が中心となっている。
 富山国際大学助教授、藤野豊氏の、ハンセン病問題についての最新でホンネの捉え方がまとめられているのが興味深い。
 富山の東西両本願寺僧侶たちのなかでも、彼(女)らの取り組みは突出していてる。
 ボクには彼(女)らの活動が輝いて見える。若さっていいよな。キミたち、じつにカッコイイよ。

 実際のところ、儀式作法の講習会には多くの若手僧侶が集まっても、教学や社会問題についての研修は参加者が少ないのだ。
「今月はこんなに多くの葬儀があって大変でした」と話す僧侶の表情は幸せそうだ。充実感があるのだろう。

 でも、ゴメン。なんかオレ、「そうかそうか」と相づち打てない気分なんだわ。いま。