身体にきく哲学
- 作者: 黒崎政男
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2005/08/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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デカルトの心身二元論を改めて読み直して、心と身体を厳密に分離してどちらが本当なのかというより、デカルトが両者が連絡を取る器官とした「松果体」を認めるたように、両者は重なっていると大らかに考えようじゃないか。。。というところまでは、なるほどと読んでいた。
後半、筆者は呼吸法によって健康を回復したという経験を嬉々として記し、身体性の重要さを力説しはじめる。その辺りから、ちょっと、腰が引けてしまった。
まぁ、人の思考の営みというものは、その肉体を離れてはないということを、本の内容より筆者の論調の変わりようから感じてしまったことでした まる