非戦と仏教・戦争とジェンダー

非戦と仏教―「批判原理としての浄土」からの問い

非戦と仏教―「批判原理としての浄土」からの問い

 「非戦と仏教」はかなり前に、そしていま「戦争とジェンダー」を読み終えたのだが、どうも書評が書けない。
 この二冊について、私がどういうスタンスでいたいのか、はっきりできないのだ。
 大まかにくくると、両者とも新自由主義歴史修正主義に「理性の復権」という立場から対抗しようとしていると言えると思う。
 人権論、ジェンダー論に対してのバッシングは様々な要素があるが、「人間、そんなきれいなものじゃないだろ」「理想的すぎて現実と乖離している」「正義をふりかざしている」という論調が気になっている。
 同じように、わたしも感じることもある。しかし、それは「やっかみ」、理想を語れる者への「いらつき」かと思い直したり。。。
 というわけで、この二冊については、態度保留。