ニキータ

ニキータ [DVD]

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 なるほど、リュック・ベッソンの世界だなー、という感じ。
 いいなぁとおもったのは、恋人のとてもとても深い愛情。
 ニキータの失踪で作品は唐突に終わるけれど、それも彼女を守るために別れるという愛の形を表現しているのだから、そんな終わり方でもなんとなく納得したことであった。

 あと、人を殺すことをなんとも思わなかった彼女が、何がきっかけで、それに怯えるようになったのか疑問に思った。
 死刑を執行されそうになった時か? 恋人ができたから? とかいろいろ考えてみた。
 ふと、ジャンヌ・モロー扮する指導者によって化粧を、自らを飾ること、笑うことを教えてもらった時ではないかと。
 自分を愛するってことは、人生を愛するということ。それがそのまま、他者を大切にする気持ちにもなっていくのではないかなぁ。なんだか書いてて恥ずかしいわw

 あと、まったくの余談だが、アンヌ・パリローという女優さんはウチのかみさんと似ている。本人もビックリして、自分でそう言ってるんだからしょうがない。