格闘美神 武龍 REBIRTH 四

格闘美神 武龍 REBIRTH 四 [DVD]

　原作では一瞬で終わってしまったマリー・アントワネット戦が、まったく新しく創作されています。
　アニメスタッフの心意気のようなものが伝わってきます。
　巷では評価の低い作品なのですが、個人的には結構、好きですね、このシリーズ。
　闘う女性というか、女性兵士問題についていろいろ書いてきましたが、私自身、小山ゆう「あずみ」など、そういうジャンルの作品に魅かれます。
　基本的に、女性キャラを眺めるということは快楽なんだと思います。エロス的要素もあるでしょうが、人が本能的に求めていること（健康・美・若さ）を象徴しているのが「若い女性」に属する種々の記号なんでしょう。TVでも雑誌でも、コマーシャルに使われる人間の大多数が彼女らですし。商品化されやすい。そこに「強さ」が加われば、こわいものなしです。
　この、生老病死を嫌う人間の本能に逆らおうとすることは至難の業でしょう。無常ということを悟るために、女性の遺体が腐っていく様をリアルに描いた絵図をじっと見つめるという修行法がありましたが、それくらいやらないとダメかもです。以上余談。