唇をかみしめて

唇をかみしめて

唇をかみしめて

時々 ヒューマニズムをふりかざしそうになる自分がイヤになる

ふと「人間なんて」が聴きたくなって
吉田拓郎ザ・ベスト/ペニー・レーン (2枚組 ディスク1)」をレンタル
ところが 二分ぐらいの短いバージョンでがっかりした

拓郎のベストを聴いていると
一人の男の人生というものがでてるなぁと思う
若い頃はニヒリスティックで投げやりでシニカル
やたら悟ったような 老けたような歌詞もあると書いたが
これも ある意味 背伸びしていたんだろう
それが 恋愛がテーマの中心となり 人生を謳歌
そして徐々に 昔を懐かしむような 老いを感じさせるような曲調になっていく
どの歌にも その時々の明け透けな気持ちが出ているようで
カラオケで歌うにはちょっとイヤかもしれない
しかし 「唇をかみしめて」という曲が いい
友人 武田鉄也のために作った曲
他人のために作る というのが よかったのかもしれないな
そして 広島弁 自分の言葉で書いたということも