住蓮山安楽寺鹿ケ谷因縁談

永田文昌堂 現在も重版中。
いわゆる説教本。いろいろな判がある。松虫、鈴虫と住蓮、安楽の出会い、そして二人の僧の刑死について語られる。
法然上人の流罪も大きく取り上げられているが、やはり真宗門徒を対象にした内容である。
残念なのは、史実としていろいろな説があるのに、
この本では松虫、鈴虫が自害してしまう展開になっているところ。
もっと、ずっと、しぶとく生き抜いてほしかった。