悩む力

悩む力 (集英社新書 444C)

悩む力 (集英社新書 444C)

近代化という課題と取り組んだ夏目漱石マックス・ウェーバーの思想を手がかりとして
グローバル化 新自由主義の波を生きる現代を 巧く重ね合わせて
関係性の大切さと われわれが抱えている問題は一朝一夕で片付くようなものではないから
悩み続けることがいいのだと説く本
日頃 考えていることと そう違わない主張なので 拍子抜けしてしまうくらい
ただ 最終の最後で「横着者でいこう」とはじけてしまうところが
ちょっとだけ 面白かった