失踪日記
- 作者: 吾妻ひでお
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: コミック
- 購入: 28人 クリック: 293回
- この商品を含むブログ (1143件) を見る
自分の病気を題材にする 私小説みたいなところが参考になったのかな
吾妻ひでお先生と言えば「ななこSOS」「不条理日記」
美少女とSFといえば この人 という感じだったが
「この漫画は人生をポジティブに見つめ、なるべくリアリズムを排除して描いています」
冒頭からこうある 確かに失踪してのホームレス生活は凄まじいものがある
シートをかぶって雪の中で目が覚める絵は ギャグなのに鬼気迫るものがある
その後 また失踪してなぜか配管工になったり 後半はアル中になって病棟生活をおくったり
わたしもきつい時には どこかへ旅立ったらどうだろうと 妄想はするが
いくら仕事がきつかったといえ そこまでやるものかと
よく裁判で 犯罪を説明不能 常識では理解できないと言われるが
けっきょく人生自体が不条理なんだなぁと 考えてしまった