ムジナ

私にとって この作品を読むことは
「かってにシロクマ」「コージ苑」と
現在連載中の「真・異種格闘大戦」の間を埋める事だった

なんというか 動物として人間を見るとか
自然の無為な営みに対する愛着とか 独特の価値観が作者にはあるわけで

ただ それは かつて20世紀に信じられた
「人類の英知」に対する カウンターとして受けたんだと思う
その意味で作者の価値観は今 そう目新しく感じられなくなった

でも 自由を奪うもの 弱いものをなぶるものへの怒りは
痛いほど伝わってくる 労作