東のエデン 劇場版

ニートを主人公にして 現代日本の閉塞観を前面に出した
これまでにない新しさを感じさせる作品
こんな懐の大きい若者が 首相にでもなってくれたら
この重くて暗い世の中を なんか変えてくれるんじゃないのか
ワクワクするさせるアニメだった


ところが 「日本の王になる」と宣言し
こいつならなんかやってくれそうだと 夢を見せて終ったTVシリーズ
映画版では どうしたら その夢を崩せるのか
登場人物たちがやっきになって展開して 終ってしまう


アニメと映画と コンセプトからして齟齬があるんじゃないか?
ネットを見ても だれも このことについて触れないのが不思議
なんでこういうことになったのか 考えに考えてみた
けっきょく それだけ 作り手も受け手も
しっかり現実的であるというか 夢見ることがなくなってきているのか
いや 今は 夢をもつこと自体が
許されなくなってしまっているのか?