「女王の教室」と「電車男」

思いのほかリアルの仕事は順調にいってて、今、自分へのご褒美に176Kcalのアイスを食べました。すべて、皮下脂肪として蓄積されることでしょう。
日ごろはほとんどTVドラマは見ないのですが、今期は「女王の教室」と「電車男」を、通して見てしまいました。実に面白かった。ただし、最終回はもう一つでした。「女王の教室」は金八先生になってしまいました。ひとりぐらい、最後までマヤに反抗する生徒がいてもいいのに。「電車男」も、なんだか無理やり感動の最終回にもっていこうとしてるみたいで興ざめでした。私的には、最終回から一つか二つ前の回にピークがありました。

さて「教」という漢字は、じつはかなり強制的なニュアンス(使役)があるそうです。ですから「教育」というのは、かなり強いて育てるような意味合いではあるらしいです。しかしながら実際のところ、現実社会さながらに小学校高学年を鍛えるという手法がよいかといえば、そうではないでしょう。マヤもアフターケアのために子どもたちを監視して、過労で倒れたくらいですから。友情ということを直接伝えようとする手法だって、間違ってはいないと思います。
しかし、「友情」とか「命の大切さ」を、本当に他人が教えることができるかといえば、それは不可能です。信仰でもそうなんですが、自分自身が友情のありがたさとか命の大切さを感じていくしかない。教師ができることというのは、そこに至るための材料とか道筋を、どれだけ提供できるかということでしかない。そこんところがどこまでできるかなんですよね。
電車男」については、他のところでも書いてるけど、オレもBBSの管理人とかやってみたことがあるけど、ことごとく失敗して、ドラマみたいな助け合うような世界をつくりたいなとは思ってたけど、できませんでした。まぁ、ほんまにつくろうとしてつくれるもんでもないと思うんですよね。ああなるのは。いろんな要素がうまく重なってできる、奇蹟みたいなもんですわな。ああ、豊原功補がとてもいい味出してた。年代的に共感できた。。。

ああ、アイスのまえに飲んだビールがまわってきてます。結局、おれができなかった事ができてるTVの世界を両方ともファンタジーにして、自己弁護してるってわけで。うまく、オチがついた。さあ、空元気でも明日もがんばるぞ! おやすみなさい。