阿弥陀堂だより

今夜、これから玉永寺で「同朋の会」という学習会があってお話をするので、胃がおかしくなっています。。。
このDVDは昨夜、見ました。以前は見る映画見る映画に竹中直人がでていたのですが、このごろ見る映画には寺尾聡ばかり出てきます。 内容は、売れない作家(寺尾)とパニック障害の医者(樋口可南子)の夫婦と、声を失った美女(? 小西真奈美)の、何か弱さを抱えた人々が飯山市にある「阿弥陀堂」を訪れ、癒され、立ち直っていく物語、といったところでしょうか。
ここに登場する阿弥陀堂というのは、ちゃんと調べていないのですが、古来、念仏を教えを説くなどの遊行をした念仏聖(ひじり)たちが身を休めた持仏堂だったのだろうと思います。長野には善光寺がありますからネ。映画に出てきた阿弥陀堂には僧侶がいなくて、老婆(北林谷栄)が一人で住んで、維持しているという設定になっていました。この形は私が住んでいるような寺の原型とも言われています。近隣のおばあちゃんが集まって、長い珠数を皆で繰りながら数を数えて念仏を称える「数珠回し」も、紹介されていました。初めて見ました。
正しい念仏とか間違った念仏というものはありえないのですが、この映画が描いた念仏の世界観について、少し違和感を覚えました。「どんな生き方でも許される」というよりも、「あらゆる生き方がそれぞれに大切なのだ」だと思うんですヨ。うまく書けませんが。
このあたりは整理できていません。また課題がふえました。困ったもんです。