バタイユ入門

バタイユ入門 (ちくま新書)

バタイユ入門 (ちくま新書)

「異文化はおもしろい」小倉紀蔵のバタイユについての記述に興味を引かれて、これをパラパラと読んでみた。
すごく適当に申し上げて恐縮だが、一言でいうと、危ない思想家という感じ。理性を重視したり、完結性を求めたりすることを批判。西欧に住んで西欧を批判していくことができた人物としてかなり評価されているが、残念ながらこちらには精読しようという意欲が湧いてこなかった。
ただ、そんなアブナイ思想の持ち主でありながら、図書館を勤めあげて(公務員?)、65歳で病気で亡くなるという、ある意味ふつうに人生を終えているのに、少し驚いた。
イヤ、まぁ、そういうひと、周りによくいるし、そういうこと、あって当たり前なんだけどね。