エントリーできなかった作品群3

あんなに強かった前作のラストボスが、冒頭であっさりと倒されてしまって、萎えてしまった。
このあと、ダースベイダーがオビワンに、ルークがダースベイダーに、手首を切ってリベンジするということになるんだが、展開があまりに単純すぎるよな。

アイランド [DVD]

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この話、クローンのほうが人間より、よっぱど純粋無垢で、ましだという主張がある。臓器移植万歳の国でこういう視点は貴重だが、「純粋」というのは危ない概念とも思う。なぜか、文化大革命のときの紅衛兵の残酷さとか、思い出したりして。なんでやねん。
抑圧された少数民族の兵士がクローンの解放に力を貸すという場面もあって、こちらの視点のほうが大事だと思った。

青春っていいなぁって感じ。とてもすがすがしい映画。主人公が素人っぽい感じなので、プロのサーファーなのかなと思ってたら、次のスーパーマンのヒロインとかになるような女優さんとのことだ。ということは、サーフィンのシーンはCGとかなの? と考えたら、すこし、萎えた。

センセイの鞄 (文春文庫)

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芥川賞作家の作品にしては、ほのぼのとした話だなと読んでいたら、後半の展開にびっくりさせられた。
そのへんの素養はないんだけれど、なんとなく古典女流文学とかの雰囲気がするような気もする。そのへんが評価されたのかな。
まぁ、気が向いたら次はエッセイとか読んでみるか。基本的に趣向が違っていた。