「人間嫌い」の言い分
- 作者: 長山靖生
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/10/16
- メディア: 新書
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「ひきこもり」「ニート」が問題視されている中で、孤独を悪とするのではなく、むしろ「つるむ」方がおかしいのではないかということを、日本の社会風土分析を手がかりに論じていくところは面白かった。
しかし、筆者が「論語」を思想的基盤にしていることもあって、少々、教条主義、あるいは仙人みたいになっているような感じがしてしまった。わたしも人づき合いが苦手で、かなり「人間嫌い」なんだが、そこを開き直ってしまうのも、どうだろう。
こう、罪悪感を抱えつつ、それを受け止めて、生きていけたらいいな。
地獄を遊び場にできたらなぁと、常日頃、あたふたふらふらしているばかりです。