死にカタログ

死にカタログ

死にカタログ

2回読みました。これからなんども読み返そうと思います。
文章とイラストが組み合わさった内容です。こういうの流行りなのかもしれません。へたうまなイラストがとても私の想像力をかきたててくれます。ボクがマンガ世代だからかな。善導の二河譬なんかも、これなんだよなぁ、基本的に。
著者が小さな事故をきっかけに死について考えるようになった場面。こうやって死は訪れるんだという実感に、とても共感しました。
そして、著者が死に向かう生き方として示している「毎日、ちょっとずつ折りたたんでおく。」というのが、印象に残りました。「世界の中心で、アイをさけぶ」に出てきた「後始末」という言葉を思い出しました。
これは死んだ人間に、生きているものができることはそれしかないとして出てきた言葉なんですが、生きている人間が自分の死に向かってできることも、整理というか、後始末といってもいいのではないかと思いました。

ちょっと、こんなことを書くと消極的に思われるかもしれませんが、そうでもないつもりです。