キングコング

キング・コング 通常版 [DVD]

キング・コング 通常版 [DVD]

 文明批判というか、原始最強の神キングコングを貶めて見世物にしてしまう、人間の恐ろしさ、下劣さ。大自然を軽く破壊してしまう薬物、銃。
 反則だよな。なんか嫌なもんだ。

 よくわからんのは「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディがヒーロー役をやっているところ。
 ありきたりのヒーロー像を皮肉るという意図もあるようだが、いかんせん、貧相(失礼!)。
 そして、あれだけコングを理解し愛してたヒロインが、最後の最後でころっとブロディに抱きつくシーンは、、、ギャグですか?
 いくらオリジナルが「美女が野獣を殺した」というオチだったとはいえ、女性不信が丸出しなんで、いい加減、変更したほうがよかったんじゃないかと思いました。
 まぁ、それでも、テーマパークうってつけのスピード感あふれるSFXは、特筆に価しました。