UDON

UDON スタンダード・エディション [DVD]

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 こちらには石川製麺という会社がありまして、よくテレビでコマーシャルしてました。
 私の苗字が「石川」ですので、「い・し・か・わ・の・う・ど・ん」といじめられました。
 このごろ、児童教化の研修で自分で呼び名を決めるというのがあります。
 「うどん」と呼んでもらうことにしています。
 幼いころのいろんな感情が湧いてきて、なかなかイタキモチヨイですわ。
 これは余談。
 この作品をみて、「受け継ぐ」ということを思いました。
 うどん屋の息子が主人公なのですが、家を出て、挫折して、帰ってくる。
 本人、大きなプレッシャーを感じているわけです、うどん屋を継がなくちゃいけないんじゃないかと。
 でも、父は「継いでくれ」みたいなことは口にしていないようです。
 メッセージとしては「ここにはお前の夢なんかない。ただ、うどんがあるだけや。」ですか。
 でも、どうだったんでしょう。
 「こんな仕事はオレで終わりにしよう」と思っていたなら、だれも受け継ごうとは思わないんじゃないかな。
 父が自分の仕事を誇りに思ってやっていたから、まるまる同じ内容ではなくても、息子はなにかを受け継いでくれたんでしょう。
 そういう風に思いたいですね。
 だから、私の職業だと、「寺には夢なんてない。ただお念仏があるだけ。」と言ってしまうのは、カッコいい。
 けど、それだとなんか違うな、と思ったりしています。