コードギアス 反逆のルルーシュ 1

コードギアス 反逆のルルーシュ 1 [DVD]

評判は聞いていて　地上波で放映が始まったので見てみたら　なかなか興味深い
日本がアメリカに占領され続けている仮想世界において
ゲリラ活動によって抵抗する人民軍の首領が主人公となっている
占領軍内部から民族の調和を図ろうとする人物や　右翼的な抵抗軍なども登場するが
まぁ　それでもって　可笑しいのが　
ゲリラたちが身を隠しているのが学園であり
CLAMPのフィギュアのようなキャラでブリブリのラブコメに興じているということだ
こうしたアニメを見る世代が学生ということはあるんで「エヴァンゲリオン」もそうなんで
日常性みたいなものを持ち込むとウケルという狙いはあるんだろうが
思想としての全共闘世代 (ちくま新書)が指摘しているようなことって　実際あるんだろうか

バブルへとつづく消費社会の欲望の流れに身をまかせる世代の下には、恋愛か性、あるいは超能力チックな格闘シーンにリアリティを感じるような世代が育っていった。オカルトへの興味から異世界願望まで、かつて革命についての物語で囲い込まれた周囲や社会についての異和感は、これまでとは異なった物語として表現されるようになったのである。

連合赤軍の若者たちが妄想し　現実と乖離し　自滅していった「戦争」を
われわれはアニメやゲームの仮想現実の世界で遂行して　なにかを解消してるのかしら？？？

まぁ　アニメの方も　この後の展開を楽しませていただきます