ハンセン病だった私は幸せ―子どもたちに語る半生、そして沖縄のハンセン病
ハンセン病だった私は幸せ―子どもたちに語る半生、そして沖縄のハンセン病
- 作者: 金城幸子
- 出版社/メーカー: ボーダーインク
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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私は指をくわえてテレビ報道を見ているしかなかった
金城さんが国賠訴訟の過程で ハンセン病が完治していることをやっと知り
原告として立ち上がり 名告りをあげられていく経緯を読んでいると
あらためて あの時 生まれた意義と生きる喜びを見つけられた人々が
次々とあそこに誕生されていたのだと思う
「名告り」という言葉を 目にする
「なのり」は 「名乗り」なら正しい読み方で 「名告り」と書くのは特殊だが
「告」という漢字を使って 自己表現をする 態度表明をするという意味合いを含ませるのだろう
それはまた 自己を社会に向かって解放することでもある
「名告り」の素晴らしさということを この本から 感じた
私も わたし自身を解放し 「私は幸せ」という文章を書きたいものだ