父と娘の肖像

父と娘の肖像〔文庫版〕 (小学館文庫)

父と娘の肖像〔文庫版〕 (小学館文庫)

富山にいらしたときのサイン入りを読み終えた
この本に登場する父娘関係からみても
どうも「父」というのは歪な愛情しか注げないもので
娘にとってなんて勝手で不器用な存在なんだろうかと思う
そして わが娘については それなりの関係を築いているとは思うが(?)
中学進学の際 新設校に進みたいという彼女の希望に反対し 泣かせたことがあった
「あの時は 本当に恨みに思った」と言われたりしている
娘の将来を慮り その度に障害となって立ちはだかるという 父の役割みたいなものがあるんじゃないか
その意味では 父というのは歪な者でしかありえないのかもしれない
というのは 個人的に偏重しているだろうか? あるいは言い訳?