ホカベン (2) 追加

ホカベン（2） (イブニングKC)

現在　テレビで放映中の神奈川第一学園の事件
テレビの方は原作と一部違えてあるので　これもどのような話になるのか注目だが
被害者　加害者が重層的に入れ替わり　主人公の弱者救済というスローガンが
「弱者とは誰なのか」という一言で　完全に揺らいでしまう内容となっている
真実をうやむやにして　事件に関わる当事者たちすべてに利益をもたらすような解決策を　あえて選ばす
主人公は　関わった人間すべてに責任　大変な重荷を背負わせてしまうことになる

俺の行動は　自己満足だった
最低だ　俺は　偽善者だった！！

これが　反省の弁だ
そして弱者救済という理念から　犯罪被害者救済という具体的な方向へと　作品は転換していくように読める
どうなんだろう　理念では現実に対処できない
なにかを社会でなそうとするなら　どうしても　どちらかの側にたってしか物事は進められない
ということなのだろうか