シガテラ

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

「世の中は地獄の上の花見かな」
一茶の句は 好きとか嫌いとかじゃなくて 事実そのものだから
その時々に 迫ってきて 味あわされている感じ
ありふれた奇跡」というドラマもやっているが
日常というのは 気づきもしないけれど
小さな幸福の積み重ねでできている そんな意味らしい
このコミックも 一つの青春恋愛ギャグと並行して
人生の 脆さ 儚さ 危うさ を描く
なんでこういう作品を書いたのか 作者に一度聞いてみたいものだ
ラスト しっかりと成長した主人公の姿が描かれるのだが
その前に きっと 幸せが途切れた瞬間があったんじゃないか
信じられないくらい辛い経験があったんだろうなぁ
なんて 想像したりしている