その後のツレがうつになりまして。
- 作者: 細川貂々
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 文庫
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このツレさんの文章が なかなか興味深い
うつ病という病気のつらいところは、その病気のさなかには自分が恵まれていることには気づけない。孤立無援でこの世で一番不幸だと思い込んでしまうことだ。(略)
本当はきっと、どんな人でも恵まれている。だけどそれに気づけないのがうつ病なのだ。あのツレでさえそうだったと考えてみてください。
このページには貂々さんの「私もツレがうつになって 自分が恵まれていることに気づけました」
こんなコメントが添えられている
うつ病に限らず いわゆる逆境に直面したとき 自分が孤独であると落ち込むことは多い
だけど 確かに だれもが 少なくとも なにかを恵まれているのだと思う
ツレさんの文が 文字通り 苦難を糧として本を出せた貂々さんに伝わって
そして 今の私にもビンビン響いてきた それが なんだかうれしかった
それから この本を読んで「寛解」という言葉を初めて知った
なんだか 医学用語のようだが とてもいい言葉だと思った